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一人の少年の死が、 |
ハヤト・エーテル=ルナリスは、ミッションを終え、自国へ戻りながら違和感を抱いていた。 漠然とした、言葉に出来ない違和感。 その正体を探るべく、ハヤトは、今回のミッションについて振り返っているときに、名前も顔も知らない同僚が、犠牲になっているのを知った。 |
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彼の名前は、ハルカ・クロサキ。 ハヤトと同じく十七歳で聖ルーン皇国の精鋭部隊alesに入隊し、そして、一年も経たずに死んでいった人物であった。 ハルカ・クロサキが、一体どのような人物だったか探っていくうちに、ハヤトは、三百年以上前に起きた、とある『事件』にたどり着く。 地球のとある町に、隕石が落ちた―――しかし、どの国の天文台も、隕石が落ちたとこを記録していない……。 その奇妙な事件と、ハルカ・クロサキを繋ぐ真実が見えたとき、ハヤトは、自身の運命と対峙することになる……。 |