小袖
あらすじ |
慶長十二(一六〇七)年駿府(静岡県静岡市)にある瑞龍寺の住持は、困惑していた。 十七年も昔に他界した旭姫の法要が行われるからだ。 旭姫は豊臣秀吉の妹で、半ば人質のような形で、德川家康に嫁いだ女人である。 (なぜ、今頃―――今更、法要など……) 戸惑う住持に、家康はあるものを渡す。 それは、旭姫の所用であった小袖を作り直した、美しき打敷であった……。 栄達した身内に翻弄された人生を過ごした女人の物語。 |
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価格 | ¥500(税込み) |
発売日 | 2022/8/12 |
本の長さ | 49ページ |
カテゴリ | 歴史 |
シリーズ |